基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメントの合格を目指して勉強をしているみなさん、こんにちは。
BYODって聞いたことはありますか?
ビョドではなく、ビーワイオーディーって読むBYODです。
下着メーカーでもありません。
用語は割と昔からあるようなんですが、クラウドサービスが広がってきたころから急速に知名度が上がってきたBYODです。
用語の意味は知らなくても、実はやってたというパターンが多いのもBYODなので、
あ、これ私もやってるわ
ということもあるかもしれません。
みんな苦手なマネジメント分野で登場するBYODですが、今回もいたさん流の覚え方で、ざっくりと解説をしていきます。
どうぞよろしく。
BYOD(Bring Your Own Device)
私は、IT業界にありがちなアルファベットのイニシャル略語をみると、最初に単語に展開します。
あんまり共感されないけど、そうやって覚えてるんです。
覚える文字数増えるやん!
って言われるけど、難しい単語が連なることってそんなに多くないので、単語に分解したほうがスッキリ覚えられますよ!と、共感を誘ってみる。
それで、BYODですが、Bring Your Own Deviceが略されたものです。
読み方は、「ブリング!ユアー!オゥンデバイス!」となります。
(ブルゥィ〜ンギュアァ〜オォゥンデバァァィス)
よく合唱されています。(されていません)
この英単語をGoogle翻訳にいれてみると、
個人所有のデバイスを持参してください
だそうです。動詞から始まるので仕方ない翻訳かもしれませんが、やめてくださいw
Google翻訳より
このままだと微妙に解釈が変わっちゃうのでちょっと合唱して浄化してきます。
BYODとは業務に社員私有のデバイスを使うこと
単語の分解はこのあたりにしておきます。
わたしのことをバクテリアだと勘違いさせてしまいかねないですからね。
BYODを一言でいうと、自分の(私有)のデバイス(PCやスマートフォン)を使って、業務を行うことです。
昔は、会社にデバイスを「持ち込んで使っていた」ことからBringとなってるようです。
BYODが使われ始めた時代だと、今ほどインターネットも浸透してなかったので、物理的にモノを会社に持ち込むことが主流だったんだと思います。
この「持ち込む」という感覚が、現代人のあなたをピンとさせてくれなかったのだと思います。
このBYODの認知度が広がった背景には、インターネットの発展とかクラウドサービスの充実とかがあります。
つまり、仕事のメールとかチャットに自分のスマートフォンを使ってたら立派なBYODです。
この感覚のギャップから、最近だとUYOD(Use Your Own Device)と呼ばれるようにもなってきていますので、念の為セットで覚えておくといいかもしれません。しらんけど。
BYODのメリットとデメリット
BYODは、私有のデバイスを業務で使うことですが、せっかくなのでメリットとデメリットにも触れておきます。
試験問題になるなら、BYODの意味に加えてリスクについて問われそうだし。
例えば、平成28年の春期試験 問42 がズバリな感じですね。
答えは・・・エ。
(ほんまに問題があったとは 汗)
これでメリットとデメリットを知っておこうと思ってくれたはずなので、続けます。
BYODのメリットはコストと調達面
BYODは社員の私用デバイスを使うので、会社が新たに購入しなくても済みます。
シンプルに支出が減ります。
これには思わず経営者もニッコリ🤗
また、昨今のコロナ禍においては、急遽在宅ワークをしなければいけなくなった企業もたくさんあるというようにニュースでもみます。
全国で同じように「在宅用のパソコンを売ってくれ!」ってなれば、中学生でも需要と供給のバランスが崩れることは想像できます。
というか、そんな需要を予測していないので、在庫もなければ製造も追いつかないわけで、家で使ってもらうPCが用意できないです。
そんな時に、社員が私有のPCを使えれば、PC不足は解決ですよね。
運良く、PCが買えても不人気機種や低スペックだったりしたら、お金はかかるし業務生産性は下がるという最低でも致命傷を負うことになるので気をつけないといけませんね。
そんなことより、
ラップトップPCのキーボード配列でメーカーの個性出す
のやめてーや。
BYODのデメリット(問題点)はセキュリティ&情報保護の安全性が下がること
BYODの最大にして最初に現れるデメリットは、私有のデバイスに会社の情報を保管することです。
これがデメリットになる理由ですが、私用のPCをちゃんとセキュリティ対策をしている人ばっかりじゃないからです。
ほんとう、セキュリティと情報保護について関心が薄い人が多いこと多いこと。
端くれとはいえ、IT業界に属する弊社の社員ですら、たくさんいるんだから、そうでない業界の会社はどうなってんのか不安しかありません。
被害にあうまでは無関係
きっとそう思ってる。
どんなアプリをインストールしているのかもわからないし、対策ソフトがはいってるのかもわからない。
ネットワークに公衆WI-FIを使ってるなんて場合もあります。
最近のウイルスさんは破壊するより、データを持っていくので、知らず知らずの間に個人情報や機密情報を漏洩し続けている、なんてことも考えられます。
このあたりが、上で見てもらった過去問の選択肢を選ぶ根拠になりますね。
ここまで管理者側の目線ばかりでしたが、私有PCを使って働く側になると別の問題があります。
常に働いている気分になってしまうこと。
仕事中も私有PC、遊ぶ時も私有PC・・・
シームレスといえば響きはいいですが、仕事感を持ち込んでしまいますよね。
反対もしかりですが・・・
「ちゃんと実装できてるか」
「はい、大丈夫です!」(マイクラでレッドストーン回路作ってた)
補足 シャドーITとの違い
BYODに似た用語でシャドーITというものがあります。
別の用語の話を始めるなんて聞いてないぞ!
すみません。
ただ、似たような意味なので区別できたほうがいいと思いましたので、軽く触れさせてください。
このシャドーITも私有のデバイスやサービスを使うという意味なんです。
BYODとの明確な違いは会社と事前に私有デバイスを私用することを合意していないことにあります。
ようは、
勝手に私有のデバイスを使って業務やってんぞ
シャドーITはネガティブなニュアンスで使われることが多いです。
例えば、
- 業務連絡をプライベートなアカウントのLINEでやりとりしている
- 業務メールをスマートフォンで見れるように設定している
ちょっとした違いですが、BYODとセットで覚えておくといいことがあるかもしれません。
まとめ
BYODとはBring Your Own Deviceの略で、仕事に私用デバイスを使っていることです。
会社としてはコストをかけずに済みますが、セキュリティ面に問題があるので、運用は慎重にしていかないといけないです。
似た用語にシャドーITというのがあるということも紹介しましたので、ぜひセットで覚えておいてください。
理解促進につながれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも用語解説をしていきますので、スキマ時間の有効活用に使ってください!
それでは。
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