コミュニケーションリーダーのみなさん、こんにちは!
テレワークが日常化してしばらく経ちますが、いかがお過ごしでしょうか。
「割り込みが減って作業は捗る!」
「気が散る要素が減って、集中力が途切れない!」
ほんまかそれ?
「私、在宅でもちゃんとやってます」っていう顔をしてますけど、それ上司向けの報告テンプレートですね。
出社していたあの頃を思い出してください。
目があったらバトル!と言わんばかりに、同僚と会話してましたよね?
自分の気分転換に付き合わせるなんてことも日常茶飯。
それに、出社してたころはあなたたちから「捗る」とか「集中力が」とか聞いたことないんですけど、急にどうしたんでしょうか。
出社すれば、それだけで存在感はありますが、テレワークで存在感を出すには成果がいることは無意識のうちに分かってしまうがゆえの言動ですよね。
そんなところから、会話ひいてはコミュニケーションが事務的なものばかりになって、職場環境が干からびてしまってませんか?
ということで、わたしが実践してみて、ちょっと効果あったかなと感じた方法を共有したい
参考になるといいなー。
雑談専用のZoom会議を定期的に開催する、ただし自由参加
最初に結論を書かないと読んでもらえないと聞いたので、最初に結論を書いておきます。
ということでまずは結論はこれ!
雑談専用のZoom会議を定期的に開催する
補足するまでもなく、定期的にZoomを使って会議を開催するだけです。
ただ、その内容が雑談専用というだけです。
※ 別に、Microsoft TeamsでもSkypeでもSlackでもDiscordでもなんでもいいですが、キリがないので、Zoom会議と書いていきます。
それでは、具体的な開催方法を説明していきます。
(こんなセットは不要です)
Zoomを使って会議をする。
以上です。
すみません、すみません。
さすがに、ここまでの説明で察してくれた人が大半だと思ったので横着しようとする心がでてしまいました。
それでは手順というか、運用方法を説明します。
開催時間は60分未満、特に、Zoomの無料アカウントの上限である40分がおすすめです。
少し物足りないぐらいで終わった方が、次回以降へのモチベーションあがると思います。
ではそのZoom会議をおこなう手順ですが、こんな感じです。
- ホストが会議を開始して、URL(ルームナンバーとパスワード)を共有
- メンバーが入ってくる
- 雑談を始める
流れは本当にこれだけです。
重要なのはルールのほうです。
- 会議にしないこと(議論をしたり結論を出すものではない)
- 発言を強要しないこと
- 出入り自由
- 無言時間も愛すること
そして、最後に最も重要な5つ目のルールは、
マイクオフ&カメラオフでの参加もOK
つまり、聞く専門もOKとします。
いつでもどこでも参加してほしいですからね。
カメラオフは、「Zoomで会議やるぞー」って言われたら、部屋の模様替えをしてまで準備してるっていう人がいるらしいので、そんなことまでしてほしいわけじゃないです。
あと、マイクオフについては、初めから何か言わなくちゃいけないプレッシャーを感じさせないためです。あくまでも話したくなったら話したくなったことを話そうねということです。
目的はあくまでも、おしゃべり(雑談)をすることと、そこに雑談ができる場所と時間があるようにすること。
あと、似た方法で、「いつでも声かけて」というのがありますが、意外と遠慮する人が多く、機能しないままになってしまいます。入りづらい服屋さんみたいな感じです。
だから、場を明確に設けることで、ちょっぴり入りやすい空気が生まれるっていう考えです。
雑談専用のZoom会議の課題と解決案
とても楽しそうなこの雑談専用のZoom会議ですが、いくつか解決しておきたい課題があります。
参加者0人に挫けない、そして一人でも話せる用意を
人によって雑談がしたいタイミングはバラバラです。
雑談専用のZoom会議はあくまでも自由参加。
なので、参加者が0人になる可能性だって十分にあります。
まずは、参加者0人でも挫けない心を持ちます。
続けていれば、そこに雑談する場所がある!と認知してもらえるはず。
それを信じてしばらくは続ける。
2週間は耐えたと思う。
それで実際に参加者が0人だった場合ですが、その時はさすがに無言で構いません。
しかし、難易度高めの状況、マイク&カメラオフの人だけが参加している場合は、なんとか独り言をがんばりましょう。
ラジオっぽい雰囲気が出せたらいいんじゃないでしょうか。
昨日あったこと、誰かから聞いた話、ニュースの話題・・・
内輪のノリなのでプレッシャーを感じなくても大丈夫です。
コミュニケーションを大切に捉えているあなたですから、なんとかできるはず!しらんけど。
なんでもいいからとにかく参加してくれた人に感謝しながら話まくる。
雑談Zoomに参加してもいいかな、と思ってくれる人を1人2人と増やして、テレワーク中の雑談発生率を徐々に上げていくことが目標です。
雑談も業務のために必要だ!と正当性を説明する必要がある
次の課題は、この雑談専用のZoom会議を就業時間内にやることです。
就業時間外にやってたら、それはただのZoom飲み会と同じになります。
あくまでも業務の一環にある雑談をすることがこの活動の趣旨ですから、就業時間中にしないといけないです。
今、脳裏をよぎったのは、上司の顔ではありませんか?
雑談しまーす
と言えば、「アホか!」ってつっこまれてしまうのは目に見えています。
是非、雑談が情報交換や業務コミュニケーションを円滑にする源泉だということを説明して、時間を勝ち取ってください!
その説明、例えば、以下のようなものはどうでしょうか?
雑談Zoom会議が業務にいい影響を与える理由
テレワークが中心になると、会話のきっかけが自然に発生する確率が出社時に比べて99.99%低下します。
これはわたし調べなのでエビデンスはありません!
「なにやってんの?」
「こんなことやってる」
そんな何気ない雑談から仕事の相談になったり、ちょっとした勉強会に発展したり。
雑談は、普段はやってないことを「やってみよっか」というアイデアが生まれる空間だったはず。
また、声色や表情などからコンディションも確認していました。
- つまらないギャグでも笑うほど機嫌がいいな
- 返事の声が暗いな、昨日は深酒でもしたかな
それに何より雑談といえば、この2点ですよね。
- 気分転換
- ストレス発散
気分転換がうまくできるだけで生産が上がっているというデータが私の脳内(だけ)にあります。
あと、軽視できないこととして、実は寂しがり屋な人が多いことです。
寂しくなっちゃうと、辞めちゃいます。気をつけたいですね。
雑談が日常にあれば・・・今ごろアイツとはまだ一緒に働けていたはず・・・(遠い目)
温泉の看板に書かれるぐらいの万能な効能が雑談にはある!
それをZoomで再現する!
ぐっと、押し切ってください。
雑談Zoom会議をしなかった場合
誰かと話そうとすれば、ワンクッション必要になる。
今いいですか?的な。
雑談するのにわざわざ、「雑談いいですか?」なんて・・・いいますか?(たまに言われるけど)。
私にすれば、「あいさつしていいですか?」ぐらい違和感がある。
そりゃ雑談が生まれるはずもありません。
逆に上司からは、逐一報告が求められるので鬱陶しい会話だけが生まれる。
いつまでマネジメントごっこやっとんねん、
自分のことやりなはれ
とは口には出せません。(漏れてるかもしれませんけど)
気がつくと、今日会話したのって、業務報告をした上司だけやん・・・。
それはいけない!
感情がマイナスまっしぐら。
職場環境のコミュニケーションが干からびる原因
最後に、なんでテレワークになると職場環境が干からびたようになってしまうのか、考えてみました。
チャットコミュニケーションが面倒
「タイピングがめんどくせーんだよー!」
思いついたこととタイピングの速度がリンクしない人はどんどんチャットを遠ざけてきます。
2、3ラリー続くと「電話していい?」って聞いてくる人がいます。
これはこれでいいのですが、干からびる主な理由は次のもの。
- 口頭なら補足説明していたことも、チャットだとスルー。
- 口頭なら注意していたことも、チャットだとスルー。
- テキストに感情が乗せられず、誤解しあう
徐々にチャットが面倒になって、メッセージを受信しても後回しか、事務的な回答をポンと出すだけになります。
チャットは若い人のほうが上手な印象がありますね。
深読みと言われればそれまでですが、対面していたときの上司・先輩側の説明ってかなり横柄だったのでは?と思ってしまいますね。
すぐに目に見えるものしか評価できない人がいるせいで雑談しづらい
雑談をサボりだと思う人もいる。
節度なくおしゃべりを続けているのはよくないが、数分レベルでも怒りのオーラを向けてくる。
雑談している間は、作業が進まないから雑談はするな。というふうに考えるわけです。
「部下やメンバーはわたしの手が回らない、定型単純作業だけをやらせておけばいいんだ」と思っている人にありがちな言動です。メンバーはロボットか。
そんな人でも(実質)おしゃべりをする場になっている会議は大好きだったりする。
なので、
1円も生み出さない会議は大好きなのに何言ってんだこいつ
とは、思っていても口に出してはいけない。
自分が気持ちよくならない雑談はダメ。自分が気持ちよくなる会議はOKという理屈。
だと推測している。
そういう人ほど、逐一の報告を求めてくる。
次の「日次レベルの定例会議をやりがち」に続く・・・・
日次レベルの定例会議をやりがち
実は、テレワークだとコミュニケーションが不足するということは大半の人が気づいています。
すごい。
だから、コミュニケーションを取りましょう!と言って、日次レベルの進捗会議をやってしまう。ここまでは悪くないのだが、この場合の定例会議は、部下から報告をさせて、質問攻めをするので、半分尋問。
再登場してもらうが、
いつまでマネジメントごっこやっとんねん、
自分のことやりなはれ
質問に答えたいのではなく、話したいことを話したいのである。
まとめ
今回はテレワークが日常化して、職場環境のコミュニケーションが干からびてしまったチームを潤す方法について書きました。
その名も、雑談専用Zoom会議。
普通にZoom会議をするだけなんですが、
- 会議にしない
- 発言を強要しない
- 出入り自由
- 無言OK
- マイク&カメラオフOK
ただし、定期的に開催して、雑談できる場所があることを維持すれば、きっと従来通りとはいかないまでも、メンバー同士の雑談量は元に戻せるはずです。
雑談によるメンバーの精神衛生を守ると同時に、業務生産をあげてみてください!
さいごに・・・
わたしはもっとおしゃべりしたい!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
それでは。
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