
こんにちは。
基本情報技術者試験に向けて勉強中の後輩たちが口を揃えてこう言います。
「不合格だったらどうしよう・・・」
資格を取ろうと学習を始めたからだとは思いますが、合格したいという気持ちが芽生えてきたんですね。
この不安の元は、不合格=無駄という風に考えてしまうからだと思います。
でも、私は不合格=無駄なんてことはないと断言しています。
なぜなら試験を受けることそのものが学習になるからです。
もちろん、合格という証がほしくないわけではないですが、資格取得を目指す本質は知識をつけることですからね。
先日、情報セキュリティマネジメント試験(SG)、基本情報技術者試験(FE)のCBT方式での実施(予定)についてのお知らせがありました。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20200918_2.html
私もブログにしました。
https://ita-san.blogspot.com/2020/10/2sgfe.html
この情報を受けて後輩たちはさっそく各試験対策の勉強を始めた人も多くいると思います。
さすがです。
向上心のある若者はかっこいい。
ということで今回は資格試験はがんばるだけでも十分、合格はがんばることの延長線上にあるものということを伝えたいと思います。
とりあえず最後まで諦めずにがんばってみようかな、って思ってもらえるように書いたので、最後まで読んでいってくださいね。
試験の結果が不合格でも経験値はたくさん得られる
冒頭にも書いたことですが、言いたいことはこれに尽きるんです。
「試験を受けることそのものが学習になる」
やっぱり本番に勝る経験っていうのはないのはスポーツでも資格試験でも同じだと思うんですよね。
試験本番、問題を解いてる時間が最大の学習時間
学習において一番集中しているのはいつ?
- 参考書を読んでるとき
- 過去問を解いてるとき
いえいえいえいえ。
試験の本番中が一番集中しています。
そして、自分へのリターンが大きいのも集中度が高いときだと思います。
特に、
「思い出せ思い出せ・・・!」
この時間に、ものすごく集中力が高まっています。
日頃だと、「これなんだったっけ?」ってなったらGoogle先生に聞いちゃいますからね。
この集中力と脳にかける負荷はなかなかありません。
気がつくとかなり密度の高い学習時間になってるんです。
あとは、この熱されてほぐれた脳に対して、正解をインプットしてあげたらいいだけですね。
受験までに積み上げた学習は決して無駄ではない
資格試験合格に向けて学習した時間は無駄ではありません。
1つでも2つでも用語を覚えたり、知識が身についたはずです。
覚えたことは無駄になりません。
次、その次、同じ試験を受験するのであればきっと役に立ちます。
なにより日頃の仕事に活きてきますから、いいことばかりです。
学習は資格を取得するためだけのものではありませんよね。
資格試験の不合格から得られる成功体験
試験が不合格だったからといって失敗だけではありません。
経験値については書きましたのでここからは成功体験について解説していきます。
その資格試験の合格圏内にリーチした実感
結果は不合格だったけど、過去の受験と比べて、点数が合格圏内に届きそうになる成功体験です。
絶対勝てない、と思うより勝てそうだけど勝てない。
情報処理技術者試験は毎年2回実施されている試験で、何度でも再チャレンジができます。
今回が不合格だったとしても、「合格できるかもしれない」と思えたらそれは成功体験といえるんじゃないでしょうか。
まったく反対のパターンを私の体験談=失敗体験をお話します。
これは私がはじめて基本情報技術者試験を受験したときのことです。
〜 回想 〜
それは新入社員だったときの4月の受験でした。
「私は一生この試験には合格できないんじゃないだろうか」
と思い、戦意喪失した記憶があります。
そのときは新人研修を受けていたころです。
研修という名目ですが、毎日が新人親睦会みたいなものでした。
学校を出たばかりの若者たちが集まり、
「「ウェーイ!」」
な感じで研修を受け、夜な夜な居酒屋で交流していた時期の受験でした。
結果はもちろん散々。
まともに試験と戦えるはずがありませんでした。
「これ、秋にもやらないといけないのか・・・」
とただただ嫌な気持ちしか生まれませんでした。
当時の私のように会社からの指示があるからいやいや受験はするものの、全く学習せずに受験してる人はこの思考になっています。
こうなると負のループは途切れません。
そこから一転、学習するなり、ラッキー問題連発で受験結果が合格圏内に近づいたとします。
そうすれば、今回は結果が不合格だったとしても、合格圏内が見えるくらいになれば・・・この状況から脱却できると思います。
きっと次の試験日が待ち遠しくなります。
そうしたらそれまでにもう一度学習する気分になれます。
試験から逃げるしかできなかったステージに比べたら、もはやこれは成功だと思います。
試験から逃げずに最後までやりきったという実感

最後まで試験会場に残るという成功体験です。
基本情報技術者試験の受験会場では、途中退席をする人がかなりいます。
受験会場にまで来ておいて、途中で諦めてしまうのはもったいないですよね。
そもそも4択なんだから埋めるだけでもやったらいいのに・・・って思います。
しかし、試験は日曜日に実施されるので遊びたいとか、土曜日に遊びすぎてしんどいとか色々理由はあります。
かつての私は逃げる側だったのでとても理解しています。
だからそういうときがあってもいいと思ってます。
だからこそ、試験から逃げずに最後まで試験会場にいて、最後の時間まで問題を解いたというのは成功体験といっても過言じゃないということがわかっていただけると思います。
まとめ
資格試験、受験する以上は合格したいですよね。
でも、合格を意識しすぎて「不合格だったらどうしよう」とナーバスにならなくても大丈夫です。
情報処理技術者試験、資格試験というのは合格することだけが結果ではありません。
もし不合格だったとしても、試験に向けて学習したことで得た知識は業務に反映しますし、次回の受験においては無駄になることがありません。
受験すれば、試験中に必死に思い出そうとすることも集中力のきっかけになります。
集中して必死に試験と向き合ったなら、得られる経験値はとても大きくなります。
また、情報処理技術者試験のような試験は不合格だったとしても再チャレンジが可能な試験です。
合格条件に近づくことで、再チャレンジの意欲もわきますし、試験も途中で諦めてしまうようなこともなくなります。
ただ、目の前の試験から逃げることしかできなかったあの頃に比べたらいろいろな観点でその受験は成功したと考えていいと思ってます。
だから、資格取得に向けてがんばり始めたそのときから、成長は始まっているということです。
だから焦らず、不合格にもめげずにじっくり合格を目指していけばいいと思います。
早くて年内には基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験が実施されると思います。
それまで、じっくり学習を進めていきましょう!
最後までよんでいただきありがとうございます。
これからも情報処理技術者試験の学習を応援するような記事を投稿していきますのでよろしくおねがいします!
それでは。
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